作者: 岩﨑力
出版社: 汲古書院
副标题: 汲古叢書153
出版年: 2018-12-19
页数: 832
定价: 本体18,000円+税
ISBN: 9784762960529
作者简介:岩﨑 力(いわさき つとむ),1947年 神奈川県横浜市に生まれる。1977年 中央大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程単位取得退学。2008年 中央大学より学位博士(史学)を授与される。元神奈川県立高校教諭
主要論文:
「宋代河西チベット族と仏教」(『東洋史研究』第46巻第1号、1987年)
「A Study ofHo-hsi河西 Tibetans during the Northern Sung Dynasty」(MEMORIS OFTHE RESERCH DEPARTMENT OF THE TOYO BUNKO No.44. 1986.)
「The TibetanTribes of Ho-his and Buddhism during the Northern Sung Period」(ACTAASIATICA BULLETIN OF THE INSTITUTE OF EASTERN CULTURE 64. 1993.)
目录
序文
第一部
建国前史のタングートについて
はじめに
一 宕昌と初期タングート諸大姓
二 唐のタングート羈縻政策
三 八世紀タングート大姓の実態と羈縻都督府、州
四 九世紀拓抜平夏部と河西党項の実態
五 九世紀周辺諸民族の動向とタングートの擾乱
六 吐蕃王国の崩壊とタングート諸部族
七 宣宗朝のタングート対策
おわりに
第二章 夏州定難軍節度使の建置と前後の政情
はじめに
一 沙陀部李克用の抬頭
二 拓抜思恭の軌跡
三 定難軍拓抜平夏部と河西タングート
おわりに
第三章 唐最晩期のタングートの動向
はじめに
一 拓抜李氏の鄜延路進出
二 李茂貞追討問題と河西タングートの帰趨
三 拓抜李氏勢力の消長
四 再び河西タングートについて
おわりに
第四章 五代のタングートについて
はじめに
一 夏州定難軍節度使の復興
二 タングート系節度使の輩出
三 野利氏と河西タングートの動向
四 五代後半の夏州定難軍節度使
おわりに
第五章 夏州定難軍節度使の終焉と豊州蔵才族の抬頭
はじめに
一 宋初のタングート諸部族情勢
(一)拓抜氏夏州定難軍節度使について
(二)定難軍周辺のタングート諸部族について
二 豊州蔵才族の勃興
三 定難軍節度使の終局
おわりに
附図
第二部
李継遷の建国運動始末
第一章 李継遷の登場
はじめに
一 李継遷の崛起
二 綏州獲得作戦の失敗
三 大姓野利氏との結合
おわりに
第二章 李継遷の外交戦略
はじめに
一 遼との結合
二 宋の定難軍節度使の再置と李継遷の賜姓
三 李継捧の遼内附事件と青白塩問題
おわりに
第三章 李継遷の苦闘
はじめに
一 夏州城占領作戦の失敗
二 第一次休戦協定と張浦の抑留
三 鄭文宝の西北辺対策
四 霊州攻防戦と宋の五路進行作戦
おわりに
第四章 李継遷の領域経営と北部河西タングート諸部族の帰趨
はじめに
一 第二次休戦協定の締結
二 遼の南伐便乗作戦の展開
三 北部河西タングート諸部族をめぐる三勢力の角逐
第五章 李継遷の憑陵と挫折
一 霊州攻略戦の再開
二 霊州攻略の達成
三 大攻勢の展開
四 建国運動の光と影
五 李継遷の見はてぬ夢
おわりに
第三部
西夏の建国
第一章 李徳明の選択
はじめに
一 条約交渉の開始と宋の蕃部切り崩し策
二 藩羅支の暗殺
三 条約交渉の曲折
四 講和条約の締結
五 李徳明の対宋・対遼外交
(一)対宋関係
(二)対遼関係
六 交易の実態と宋の対応
(一)榷場貿易
(二)進奉使貿易
(三)密貿易
七 李徳明の西方経営
八 李徳明の選択
おわりに
第二章 李元昊の西夏建国
一 李徳明の死亡と李元昊の政権獲得の謎
二 対宗哥族大戦争の決行
三 粛清事件の続発
四 建国の達成
五 対宋戦争の展開と目的
六 新条約の締結
七 最後の粛清事件と李元昊専制政治の結末
おわりに
総括
あとがき:迂遠の道を辿って
索引